【解説】Windows 10サポート終了、どうしたらいい?|対応策と選択肢まとめ
Windows 10のサポート終了に関して、「どう対応すべきか」は使用状況や予算によって変わります。
以下に、現実的な対応策を3パターンに分けてわかりやすくご案内します。
◆ Windows 10 サポート終了日
2025年10月14日(予定)
この日以降、セキュリティ更新プログラムやバグ修正が提供されなくなるため、そのまま使い続けるのは非常にリスクがあります。
▼ 対応策1:Windows 11 へアップグレード(推奨)
◎ おすすめ対象:
- 
比較的新しいPC(2020年以降の購入機種)
 - 
TPM 2.0 / UEFI / Secure Boot対応などのハード要件を満たす人
 
▷ 方法:
- 
「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows Update」
 - 
「Windows 11にアップグレードする」ボタンが表示されていればクリック
 - 
画面の案内に従って進める(通常無料)
 
▷ メリット:
- 
最新のセキュリティ対策を継続可能
 - 
データやアプリをそのまま引き継げる(互換性注意)
 
▼ 対応策2:新しいパソコンへの買い替え
◎ おすすめ対象:
- 
古いPC(2017年以前のモデル)
 - 
Windows 11の要件を満たさないPCユーザー
 - 
高速・快適な動作を求める方
 
▷ ポイント:
- 
Windows 11搭載PCを選べば長期間のサポートが確保可能
 - 
新PCにデータ移行が必要(OneDriveやUSB外付けHDDでのバックアップを活用)
 
▼ 対応策3:延長セキュリティ更新プログラム(有償)
◎ 対象:
- 
Windows 10 Pro / Enterprise を業務用途で使う企業・団体
 - 
特定のソフトや環境に依存していてアップグレードできない人
 
▷ 内容:
- 
「Extended Security Updates(ESU)」として2028年10月まで有償で延長提供予定
 - 
一般家庭向けではなく、法人用途中心
 
▼ 非推奨:そのままWindows 10を使い続ける
リスク:
- 
セキュリティホールが放置され、ウイルス感染・個人情報漏洩の危険大
 - 
一部ソフトやブラウザのサポート終了が順次発生
 
▼ まとめ:自分に合った選択を
| 状況 | おすすめ対応 | 
|---|---|
| PCが新しい | Windows 11にアップグレード | 
| PCが古い | 新しいPCに買い替え | 
| 法人・業務用途 | 有償で延長サポート契約 | 
| 自宅でメールやネットだけ | 安価な新PCでも十分代替可 | 
おまけ:Windows 11に対応しているか確認する方法 無料ツールで簡単チェック!
「Windows 10のサポートが終了すると聞いたけど、自分のパソコンがWindows 11に対応しているか分からない…」という方は多いはず。
ここでは、Microsoft公式の無料ツールを使って、誰でも簡単に互換性を確認する方法をご紹介します。
▼ 1. Windows 11の主なシステム要件
まずは概要を押さえておきましょう。
| 要件 | 最低スペック | 
|---|---|
| プロセッサ | 1GHz以上、2コア以上の64ビットCPU(第8世代以降のIntelなど) | 
| メモリ | 4GB以上 | 
| ストレージ | 64GB以上 | 
| ファームウェア | UEFI(Secure Boot対応) | 
| TPM | バージョン2.0 | 
| グラフィックス | DirectX 12対応GPU | 
| ディスプレイ | 9インチ以上、720p解像度以上 | 
これらを手動でチェックするのは大変なので、次項の「互換性チェックツール」を使うのが最も簡単です。
▼ 2. Microsoft公式「PC正常性チェック」ツールを使う
【手順】
- 
Microsoft公式サイトにアクセス
→ PC 正常性チェック ツール ダウンロードページ - 
ページを下にスクロールし、「PC正常性チェックアプリのダウンロード」をクリック
 - 
インストーラー(.msiファイル)をダウンロードし、実行してインストール
 - 
アプリを起動し、「今すぐチェック」ボタンをクリック
 - 
数秒で結果が表示される
- 対応していれば「このPCはWindows 11に対応しています」
- 非対応の場合は、理由(TPM未対応、CPU非対応など)も表示される 
▼ 3. 非対応と出た場合の対処法
■ TPMやSecure Bootが無効になっている場合
BIOS/UEFI設定で有効にすることで対応になるケースもあります。
※設定変更は慎重に。不安な場合はPCメーカーに確認を。
■ CPUが古い場合
CPUの世代が対応外(例:Intel 第7世代以前など)の場合は、
→ Windows 11へのアップグレード不可。新PCの検討が必要です。
▼ 4. そのほかの確認方法(中〜上級者向け)
◯ システム情報を直接確認する方法
- 
TPMのバージョン確認
- 
「Windowsキー+R」→「tpm.msc」と入力
 - 
「TPM 製造元のバージョン」が2.0であればOK
 
 - 
 - 
UEFI/Secure Bootの確認
- 
「msinfo32」でシステム情報を開き、
「BIOSモード」がUEFIで、「Secure Bootの状態」が有効ならOK 
 - 
 
まとめ
Windows 11に対応しているかどうかは、Microsoft公式の「PC正常性チェックツール」を使えば誰でも簡単に確認できます。
特に、2020年以降に購入したPCなら対応している可能性が高いですが、CPUやTPMなど一部条件を満たしていないとアップグレードできないこともあるため、早めの確認がおすすめです。
おまけ②買い替えにおすすめのコスパPC(2025年版)
Windows 10のサポート終了を控え、2025年におすすめのコストパフォーマンスに優れたパソコンを、用途別にご紹介します。
各モデルは、最新のWindows 11に対応しており、日常使いからビジネス、ゲーミングまで幅広くカバーしています。
ノートパソコン:コスパ重視のおすすめモデル
1. HP 14-em / 15-fc シリーズ
- 
価格帯:約69,900円~
 - 
主なスペック:
- 
CPU:AMD Ryzen™ 5 7530U
 - 
メモリ:16GB
 - 
ストレージ:512GB SSD
 - 
ディスプレイ:14インチまたは15.6インチ フルHD
 
 - 
 - 
特徴:日常使いからビジネス用途まで対応可能なバランスの取れた性能。長時間バッテリー駆動と非光沢IPSディスプレイで快適な作業環境を提供します。
 
2. Lenovo IdeaPad Slim 5 Gen10 (14型 AMD)
- 
価格帯:約85,000円~
 - 
主なスペック:
- 
CPU:AMD Ryzen™ 7 7730U
 - 
メモリ:16GB
 - 
ストレージ:512GB SSD
 - 
ディスプレイ:14インチ フルHD
 
 - 
 - 
特徴:高性能ながら軽量・薄型設計で持ち運びに便利。ビジネスシーンにも適したデザインと性能を兼ね備えています。
 
3. GALLERIA XL7C-R46
- 
価格帯:約139,800円~
 - 
主なスペック:
- 
CPU:Intel Core i7-13700H
 - 
GPU:NVIDIA GeForce RTX 4060
 - 
メモリ:16GB
 - 
ストレージ:512GB SSD
 - 
ディスプレイ:15.6インチ フルHD(144Hz)
 
 - 
 - 
特徴:ゲーミング性能と携帯性を両立したモデル。高リフレッシュレートのディスプレイで快適なゲームプレイが可能です。
 
デスクトップパソコン:性能と拡張性を重視
1. Dell Inspiron デスクトップ
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価格帯:約89,800円~
 - 
主なスペック:
- 
CPU:Intel Core i5-13400
 - 
メモリ:16GB
 - 
ストレージ:512GB SSD
 
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特徴:日常的な作業から軽いクリエイティブ作業まで対応可能。拡張性もあり、将来的なアップグレードにも対応します。
 
2. Lenovo IdeaCentre AIO 3
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価格帯:約99,800円~
 - 
主なスペック:
- 
CPU:AMD Ryzen™ 5 7530U
 - 
メモリ:16GB
 - 
ストレージ:512GB SSD
 - 
ディスプレイ:23.8インチ フルHD
 
 - 
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特徴:一体型デザインで省スペース。家庭用やオフィスでの使用に最適です。
 
ゲーミングPC:高性能を求めるユーザー向け
1. LEVEL-M1A6-R75F-RLX
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価格帯:約149,800円~
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主なスペック:
- 
CPU:AMD Ryzen™ 5 7500F
 - 
GPU:NVIDIA GeForce RTX 4060
 - 
メモリ:16GB
 - 
ストレージ:500GB SSD
 
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特徴:フルHDでの高フレームレートゲームプレイが可能。コストパフォーマンスに優れたゲーミングPCです。
 
2. GALLERIA XA7C-97XT
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価格帯:約199,800円~
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主なスペック:
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CPU:Intel Core i7-14700F
 - 
GPU:NVIDIA GeForce RTX 4070
 - 
メモリ:32GB
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ストレージ:1TB SSD
 
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特徴:WQHDや4K解像度でのゲームプレイや動画編集など、重い作業にも対応可能なハイスペックモデルです。
 
✅ まとめ:用途別おすすめモデル
| 用途 | おすすめモデル | 
|---|---|
| 日常使い・学生向け | HP 14-em / 15-fc シリーズ | 
| ビジネス用途 | Lenovo IdeaPad Slim 5 Gen10 | 
| ゲーミング | GALLERIA XL7C-R46 / LEVEL-M1A6-R75F-RLX | 
| 高性能作業(動画編集等) | GALLERIA XA7C-97XT | 
各モデルは、Windows 11に対応しており、長期間のサポートが期待できます。ご自身の用途や予算に合わせて最適なモデルをお選びください。
  
  
  
  