長く使ってるガスコンロが火付きにくくなったって経験がある人は多いみたい。
多くのガスコンロは2口あって、使う頻度が違うと片方だけ劣化することもあるよ。
ガスコンロの寿命はケースバイケースだけど、早ければ3~5年で寿命が来ることもあるって言われてる。
火付きが悪いとか、火がつかないなんてトラブルがあっても不思議じゃないよね。
今回は、ガスコンロの片方だけ火がつかないケースについて詳しく紹介するね。
【ガスコンロ】基本情報
ガスコンロの火がつかない原因を紹介する前に、まずガスコンロのガスがどうやって燃えるのかを説明するね。
◆ガスコンロの仕組み
ガスコンロでガスが燃焼する部分がガスバーナーだよ。
ガスバーナーはガスを燃やすために必要な空気を取り込んでガスと混ぜ、混合気を作るんだ。
その混合気を燃焼させて調理に使うの。
ガスバーナーにはたくさんの穴(バーナー孔)があって、燃焼するとそれぞれの穴から円錐形の炎が見えるよ。
こういう仕組みでガスがガスコンロで燃焼しているんだね。
◆ガスの着火は2つの方式
ガスコンロの点火方式は2種類あるよ。
ツマミを回す回転式と、ボタンを押すプッシュ式。
回転式には電池を使うタイプと圧電式がある。
電池式はパチパチと連続した音がするけど、圧電式はパチンと1回だけだよ。
電池を使うガスコンロで火をつけるときは、ツマミを回してパチパチという音がして発火し、バーナー孔から出た混合気(ガス)に火がついて燃えるんだ。
◆「ガスコンロ」と「ガスレンジ」の違い
家庭で使うガスコンロとガスレンジには違いがあるよ。
ガスコンロはガスを燃料とするコンロのこと。
一方ガスレンジは、ガスコンロに加えてグリルやオーブンなどが組み合わさった調理台という意味だよ。
ガスコンロの片方の火がつかなくなる原因
片方のガスコンロが火がつかなくなる原因は色々あるけど、主な原因として次の4つが考えられるよ。
◆電池の消耗が原因のケース
ガスコンロがつかない原因でよくあるのが電池の消耗。
電池が切れている場合、片方だけじゃなくて両方のガスコンロが火がつかなくなるよ。
ほとんどのガスコンロは電池で点火するから、使っていると電池が消耗して交換が必要になるんだ。
◆「水」が原因で火がつかないケース
点火プラグなどの点火部分が水で濡れると火がつかなくなるよ。
火をつける前に濡れてる鍋やフライパンをコンロに置いて、水が垂れて点火プラグが濡れると火がつかない。
濡れた側のコンロだけ火がつかなくなることもあるんだ。
あと、コンロを水で掃除した後に火がつかない場合も、水が原因かもしれない。この場合も片方だけ火がつかなくなるよ。
対策として、点火ノズルや炎が出るバーナーキャップを乾いた布でしっかり拭こう。
温度センサー付きのガスコンロは、センサーが濡れてると火がつかないこともあるから、センサーも乾いた布でしっかり拭いてね。
◆バーナーキャップのズレが原因のケース
ガスコンロの中央にある丸い環状の部分がバーナーキャップ。
燃焼する火が出る部分で、取り外しができるから、ズレてることもあるんだ。
バーナーキャップがズレてると火がうまくつかないこともあるよ。
◆ガスの大元が止まる原因のケース
最近のガスメーターにはガス遮断機能が付いていることが多いよ。
このタイプのガスメーターは、地震やガス機器の消し忘れ、ガス漏れ、長時間の使用でガスの供給を自動で止めちゃうんだ。
特に長時間使用で大元からガスがストップされて、ガスコンロが火がつかないこともあるよ。
その場合はガスメーターの復帰手順に従って操作してね。
ガスコンロに火がつかないときのチェック方法
前の2章でガスコンロの片方だけ火がつかない原因を紹介したよね。みんな大体理解できたかな?
それを踏まえたうえで、ガスコンロの片方だけ火がつかないときに、以下の簡単なチェック方法を試してみてね。
チェックのときは火が伴うから、十分注意してね。
◆点火プラグから火花が飛んでいるか
バーナーキャップから出てるガスに火をつけるための点火プラグから、火花が飛んでるか確認してみて。
ガスが出てても着火しなければガスコンロに火はつかないよ。
点火プラグがちゃんと動いてるか確認してみてね。
◆バーナーキャップのズレと濡れ
コンロの中央にあるバーナーキャップがズレていると、火がつかないってことは紹介したよね。
バーナーキャップは取り外しができるから、外して濡れてないか確認して、軽く掃除してからズレないようにセットしてみて。
◆コンロ全てがつかない場合は電池の入れ替え
片方のガスコンロだけじゃなく、もう一方のコンロやグリルも火がつかないときは電池切れを疑ってみて。
電池を入れ替えると火がつくことがよくあるよ。
ガスコンロは毎日使うから、電池は確実に消耗してるんだ。
ガスコンロの手入れ
ガスコンロは毎日使うからしっかり手入れをして清潔さを保てば、長く快適に使い続けられるよ。
ガスコンロの上部の部品は取り外しができるから、定期的に外して掃除しよう。
◆バーナーキャップの手入れ
不完全燃焼や点火不良の原因になるバーナーキャップの詰まりを防ぐために、定期的に汚れをチェックしよう。
手入れのときは、裏返して炎口の部分が目詰まりしていないか確認してね。
汚れがあれば歯ブラシで落とし、頑固な汚れは専用の「ガスレンジブラシ」で取り除こう。
バーナーキャップの上部は洗剤を含ませた布で拭いて、乾いた布で水分を拭き取ってね。
◆天板の手入れ
天板は使い終わったらできるだけ早く、布かスポンジでさっと水拭きするだけで汚れが取れるよ。
さらに乾拭きで仕上げるとサビの防止にもなるね。
◆五徳の手入れ
五徳は取り外して、中性洗剤やクリームクレンザーを使って汚れを拭き取ろう。
きれいになったら洗剤をお湯で流して、水気を拭いておくと長持ちするよ。
汚れがひどい場合は月1回くらい、大鍋に五徳を入れて10分以上火にかけて、汚れが浮いてきたら火を止める。
冷めてからスポンジで汚れをこすり落とすと、きれいになるよ。
◆安全装置・点火プラグの手入れ
安全装置と点火プラグの軽い汚れは、柔らかい布で拭き取ってね。ひどい汚れは柔らかい歯ブラシなどで掃除しよう。
手入れ方法は各メーカーによって違うから、取扱説明書をよく読んで正しい手順で行ってね。
ガスコンロの片方だけつかないトラブル!原因や対処法:まとめ
片方のガスコンロの火が突然つかなくなって困った経験がある人は多いよね。
紹介したとおり、ガスコンロの片方だけ火がつかない原因はいくつかあるから、チェックしてそれぞれに合った対処法で解決しよう。
それでも火がつかないときは業者さんに修理をお願いしてね。
最後までチェックしていただき、ありかとうございました!