「東京ブギウギ」をはじめとするヒット曲で知られる戦後の著名な芸能人、笠置シヅ子さんは、NHKの連続ドラマ「ブギウギ」で主役を務める趣里さんが演じる花田鈴子のモデルとして知られています。
笠置シヅ子さん自身は結婚していませんでしたが、娘として亀井エイ子さんがいます。
現在の亀井エイ子さんの様子や、過去に受けた殺害予告の詳細と背景について、今回特集してみました。
笠置シヅ子の娘・亀井エイ子さんは今現在どうしてる？
朝の連続テレビ小説「ブギウギ」で描かれた、伝説の歌手笠置シヅ子さんが実話に基づいたキャラクターとして注目を集めています。
笠置シヅ子さん、本名を亀井静子さんといい、1985年3月30日に70歳の生涯を閉じました。
彼女の個人的な面では、結婚歴はなかったものの、実は娘がいたことが知られています。
その娘、亀井エイ子さんは、笠置シヅ子さんが吉本興業の創業家に連なる吉本穎右さんとの間に授かった子どもです。
笠置シヅ子さんとお嬢さん（昭和24年） pic.twitter.com/slqoMb8bfE
— ゲラ子 (@gerako555) September 16, 2023
笠置シヅ子さんの娘・亀井エイ子さんのプロフィール
- 名前：亀井エイ子
- 生年月日：1947年6月1日生
- 年齢：76歳（2024年3月現在）
- 出身地：東京都
- 出生時の体重：3150g
- 父：吉本穎右
- 母：笠置シズ子（本名：亀井静子）
ドラマ【ブギウギ】の中では、スズ子の娘、愛子が生まれたのは、彼女の父、愛助の逝去とほぼ時を同じくしていました。スズ子が愛助の訃報を聞いたのは、出産の翌日だったとされています。
実際に、笠井さんが穎右さんの訃報を聞いたのは、出産予定日が近い臨月の時期で、その深い悲しみの中で出産を迎えたと言われています。
以下は、穎右さんの重症の報からエイ子さんが生まれるまでの詳細な経緯です。
- 5月18日: シヅ子さんに吉本穎右さんの重症の知らせが伝わる
- 5月19日: 出産予定日を過ぎていたため、シヅ子さんが産婦人科に入院
- 5月19日 22時20分: 吉本穎右さんが奔馬性急性肺炎で亡くなる
- 5月20日: シヅ子さんに穎右さんの死が告げられる
- 5月23日: 穎右さんからの預金通帳がシヅ子さんに届く（通帳は息子と予定されていた名前、吉本静雄名義）
- 5月28日: 以前注文していた穎右さんの拡大写真が届く。シヅ子さんは、穎右さんの浴衣と丹前を自宅から取り寄せ、分娩室の壁に掛ける
- 6月1日: 予定日から約半月遅れで、3150gの女児を出産（名前をエイ子と命名）
エイ子さんの名前は、彼女の父、吉本穎右さんが以前から考えていたものです。
穎右さんは、ある知人から「男の子は母親似が、女の子は父親似が幸せになる」という話を聞き、男の子ならば母・静子の名前から「静雄」、女の子ならば父・穎右の名前から「エイ子」と名付けることを決めていました。
穎右さんは自分の給料から少しずつ積み立てた通帳を、これから生まれてくる子どものために用意していました。「吉本静雄」という名義は、もし男の子が生まれればその名で呼ぶ予定だった名前です。
穎右さんの写真をそばに置き、彼が残した唯一の衣類である浴衣と丹前を抱えながら、シヅ子さんは出産の痛みに耐えたそうです。
ドラマ【ブギウギ】のストーリー展開では、「子供が生まれてから愛助の訃報を知らせたい」という脚本家の切なる希望により、出産と愛助の逝去がほぼ同時に描かれることになりました。
亀井エイ子さんのお父さんである吉本穎右さんは、エイ子さんが誕生する少し前に肺結核で亡くなりました。
このことは、笠置シヅ子さんにとって、娘の存在を一層貴重なものにさせていたはずです。
笠置シヅ子さんはその後、一人でエイ子さんを育て上げるシングルマザーとして、芸能界での活動を続けました。
亀井エイ子さん自身は芸能界には足を踏み入れず、一般人として生活していますが、今現在において彼女がどのような生活を送っているのかは気になるところですね。
2021年に一度テレビ出演！【写真】
亀井エイ子さんは、2021年にテレビ出演の機会を持ちました。
その際の詳細情報は以下になります。
亀井エイ子がテレビに出るって珍しい。天下の吉本興業、唯一の直系子孫。最高の番組だな。 pic.twitter.com/cTNe1350qZ
— バカツル (@bakaturu) January 10, 2021
亀井エイ子さん、76歳とは思えないほどお元気な姿を見せてくれていますね！
「亀井」という苗字を変えていないことから、亀井エイ子さんが独身である可能性が高いと思われます。
2021年にメディアに登場してからは、プライベートな人物のため、具体的な情報は明らかになっていません。
しかし、母親である笠置シヅ子さんが朝の連続テレビ小説「ブギウギ」で話題になっていることがきっかけで、亀井エイ子さんがインタビューやメディアに登場する可能性もありそうですね！
また2023年、宝島社より発売された「笠置シズ子その言葉と人生」という書籍の監修を務められました。
◆【笠置シヅ子 その言葉と人生】
作成者：四条たか子 監修担当：亀井エイ子 出版社：宝島社 価格：1540円（税込み）
【笠置シヅ子 その言葉と人生】に関して、調査したところ電子書籍版は見つかりませんでした。
亀井エイ子さんは結婚している？
亀井エイ子さんに関する結婚の情報は発見できませんでした。
エイ子さんが公に出ることはほとんどなく、完全な一般人として生活しているため、結婚の有無について明確な情報はありません。
さらに、直接の情報源を探すことに成功しなかったものの、母親である笠置シズ子さんがエイ子さんを非常にかわいがっていたというエピソードは伝えられており、「誕生日にはガーデンパーティーを催したり、一緒に舞台に立ったりした」という話があります。
もしエイ子さんが結婚することがあれば、その大切な時を彩るために壮大な結婚式を企画しただろうと思われます。
しかし、記録がないことから、エイ子さんが結婚していない可能性が高いです。
そして「亀井」という苗字を変えていないことからも、独身である可能性が高いと思われます。
亀井エイ子さんにお子さんがいるか？
亀井エイ子さんにお子さんがいるかについては、情報を得ることができませんでした。
結婚情報とは異なり、子どもはその存在自体が個人の証となり得るため、もしいればエイ子さんの現在の暮らしにも顕著な影響を与えることでしょう。
この点から推察するに、エイ子さんにお子さんがいない可能性は高いと思われます。
亀井エイ子さん（笠置シヅ子の娘）の殺害予告事件とは？
笠置シヅ子さんの娘である亀井エイ子さんが過去に殺害予告を受けたという驚くべき事実があります！
この脅迫事件について、笠置シヅ子さんが経験した内容について詳しく説明します。
脅迫事件とは？
事件の概要は以下の通りです。
1954年3月31日、東京都世田谷区に位置する笠置シヅ子さんの住まいに、「天神橋下に6万円を置くように、さもなければ娘を殺害する」という内容の恐ろしい脅迫状が送られてきました。
当時、小学校の先生の月収が約7800円だったことを考えると、要求された6万円は相当な額だったと言えます。
その後、犯人は笠置シヅ子さんに自由が丘駅の公衆電話から金銭のやり取りを指示しましたが、このお金の引き渡し時に警察の手によって犯人は逮捕され、事件は無事解決へと導かれました。
住所や子供の顔が公に露出してしまっていた
笠置シヅ子さんは、夫・吉本穎右さんの早逝を経て、一人で娘の亀井エイ子さんを育て上げました。
亀井エイ子さんを伴っての公演参加やテレビ出演も頻繁に行われていた時期があります。
笠置シヅ子さんは、マスコミからの要求があれば、娘の写真を提供することも厭わなかったとされます。
当時は、芸能人の私生活が公にされがちで、雑誌には住所や電話番号まで掲載されることが少なくありませんでした。
このような状況で、亀井エイ子さんの顔や存在が公に知られることになり、同時に個人情報の露出も避けられなくなってしまいました。
この二つの要因が、後に亀井エイ子さん宛ての殺害予告事件へと繋がることになります。
芸能界のプライバシー保護が現代ほど進んでいなかった結果、このような痛ましい事件が発生してしまったのです。
笠置シヅ子さん自身、この事件を「母親として最も恐れる事態」と捉えており、事件を機に娘をメディアの前から遠ざける決断をしました。
まとめ
この記事では、NHK朝の連続テレビ小説「ブギウギ」の実在のモデル、笠置シヅ子さんとその娘、亀井エイ子さんに焦点を当てました。
笠置シヅ子さんは、シングルマザーとして亀井エイ子さんを育て上げつつ、「ブギウギ」の成功や紅白歌合戦への出場を果たすなど、その時代のトップスターでした。しかし、その輝かしいキャリアの影で、娘への殺害予告を含む数々の困難に直面していたことも事実です。
亀井エイ子さん自身は公の芸能活動をしておらず、一般人として生活していますが、現在の活動については情報がありません。
