無断駐車への正しい対応の取り方について解説!

駐車場に止められた車

自分の駐車場に他人の車が無断で停まっていた場合の対処法

帰宅してみると、自分の駐車スペースに知らない車が停まっていることがあります。これが無断駐車で、非常に厄介な問題です。

無断駐車をした人の行動には腹が立ちますが、その車に何かをすると、法的な問題で自分が困ることになりかねません。

そこで、私自身の経験を踏まえ、無断駐車に遭遇したときの効果的な対処法をご紹介します。

無断駐車の問題解決は運転手の対応次第というのは納得がいかない!

契約している月極駐車場や自宅の敷地内に無断駐車された際、よく思いつくのが迷惑を通知するための「張り紙」です。

例えば、「無断駐車禁止!」や「罰金5万円払え!」といった言葉を書いて貼りたくなるものですが、これには効果がほとんどないことが多いです。

運転手が戻ってくるまで張り紙に気づかず、誰も見ていなければ簡単に剥がされてしまいます。

張り紙をする場合は、ワイパーに挟む程度に留め、車に直接貼り付ける行為は避けるべきです。接着剤や粘着テープを使用すると、反対に器物損壊で訴えられる可能性があります。

罰金に関しても、無断駐車の時間に見合った損害賠償でなければ請求は難しく、高額な金額を要求すると恐喝にあたる恐れがあります。「罰金」という言葉の使用も避けた方が良いでしょう。

車に落書きをしたり、タイヤロックをかけたり、レッカー車で移動させたりする行為も控えるべきです。自力救済によって車を動かせないようにする行為も避けましょう。

このように、無断駐車された場合の対処は、無断駐車した運転手の対応に左右されるため、非常に困難です。

理不尽なことですが、自分が法的なトラブルに巻き込まれないよう、冷静に対応する必要があります。まずは落ち着いくことが一番!冷静ななれるまで何度も深呼吸してください。

無断駐車問題で警察に介入してもらえる?

無断駐車が問題になるのは、他人の車によって長時間駐車場が占有され、自分の車の駐車スペースがなくなる時です。

短期間ならコインパーキングへ一時的に移動することも可能ですが、1週間や1ヶ月といった長期間無断駐車されると大きな支障が出ます。

その場合、放置された車の持ち主に連絡を取り、車の移動を求める必要があります。これには、車のナンバープレートから持ち主を特定する作業が必要です。

この手続きは、運輸支局に行って「ナンバープレートの内容」「車が放置されている場所」「放置期間」「現場の見取り図」を提出し、放置車の写真と共に「登録事項等証明書」の交付を受けることで、車の所有者や使用者の情報が得られます。

しかし、このプロセスは複雑で、専門的な知識が必要になるため、一般の人が行うには難しいかもしれません。そのため、専門家の助けを借りることが必要になる場合がありますが、その際には費用も発生します。

無断駐車や放置車両の問題で警察は介入してくれるのか?

無断駐車や放置車両問題に警察が介入するかどうかについて、警察に依頼しても個人間のトラブルとして民事不介入の立場を取ることが一般的です。公道での無断駐車には駐車違反として対応可能ですが、私有地での無断駐車には基本的に警察の力は借りられません。

ただし、状況によっては「刑事事件」として警察が介入することもあります。例えば、車庫証明が偽造されている疑いがある場合や、不法占拠や住居侵入としての調査依頼は、その土地の所有者が行う必要がありますが、この手法は効果的です。

土地の所有者が自分の土地に無断で車が停められ、業務や生活に支障が出ている場合、警察に連絡するだけで迅速に対応してもらえることがあります。

実際に、私が月極駐車場の所有者として経験したことがあります。無断駐車の問題が発生した際には、警察に「不法占拠」として調査依頼を行い、所有者が判明し次第、運転手に車の移動を依頼して解決しています。

賃貸契約駐車場の契約者が無断駐車に困った場合は、その土地の所有者や管理者に連絡し、警察に不法占拠の調査を依頼するのが一つの手です。この方法はナンバーが外された車にも有効です。

無断駐車への対処は、感情的な行動ではなく、冷静な判断で適切に権力を利用することが解決への近道です。

 

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