みんな、大晦日や年越しと聞いて何を思い浮かべる?
たぶん、大掃除や除夜の鐘、お正月の準備とか色々あるけど、多くの人は年越しそばを思い浮かべるんじゃないかな。
今は日本中で年越しそばを食べるけど、いつから始まったのか知ってる?
それに、大晦日にいつそばを食べるのがベストなのか?
いつまでに食べなきゃいけないのか?
知ってる人は少ないと思うよ。
年越しそばはいつから始まったのか、どういう意味があるのか、正しい知識を身につけて、今年の大晦日を迎えてみるのはどうでしょう。
みんな、年越しそばについて知りたいこといっぱいあるよね。
その意味や由来、いつ食べるのがベストか、地域によってどんな違いがあるのか、これからいろいろ紹介していきますね。
年越しそばっていつから始まったか知ってる?
みんな、「年越しそば」っていつから始まったか知ってる?
大晦日に食べる年越しそばは、昔からある年越しの風習みたいなものだけど、これがいつから始まったのかな?
実は1756年に出版された「眉斧日録(びふにちろく)」という本に、『闇をこねるか大年の蕎麦』って書かれているんだ。それに1814年の「大坂繁花風土記」にも年越しそばが出てくるんだよ。これでわかるのは、江戸時代にはもう年越しそばが習慣になってたってこと。
でも、いつから始まったのかって言うと、江戸時代中期だって言われてるんだ。その頃、大阪の商家の主人が大晦日に忙しく働く人たちに「三十日そば」を食べさせて感謝してたんだって。これが年越しそばの始まりとされているんだ。
そして、そばが栄養価が高く、脚気という病気に効果があったことや、縁起物として大晦日に食べる習慣が広まったってわけ。
つまり、江戸時代から年越しそばは始まってるんだね。
年末に家族と年越しそばを食べながら、この話をしてみるのも楽しいかもね。
年越しそばっていつ食べるのが正しい時間なの?
みんな、「年越しそば」っていつ食べるのが正しい時間なのかな?
さっき年越しそばがどうして始まったかは話したけど、いつ食べるべきかってのも気になるよね。
年越しそばの意味を考えると、大晦日に食べるのが一番って言われているんだ。年が明けてから食べるのはあんまり良くないらしいよ。
じゃあ、大晦日のいつ食べるのがベストかな?
実は、特に決まった時間はないんだ。大晦日に食べ終われば、いつ食べてもOKなんだよ。
だから、昼間に食べる人もいるし、夜の12時近くに年越しを待ちながら食べる人もいるんだ。夕食に食べる人も多いし、夜食として食べる人もいるよ。
要は、大晦日のうちに食べればいつでも大丈夫。
ただ、そばを残すとお金に苦労するって言われてるから、食べる時間よりも、しっかり全部食べることが大事なんだ。
「年越しそば」を食べる意味はなに?
みんな、年越しそばにはどんな意味があるのかな?
さっき年越しそばの始まりやいつ食べるかは話したけど、なぜ食べるのかって部分も気になるよね。
実は年越しそばを食べるのにはいくつか意味があるんだよ。
- 厄払い :そばは他の麺より切れやすいから、「1年間の厄や苦労を断ち切って、新年は良いスタートを切ろう」という願いが込められてるんだ。
- 長寿祈願 :そばは細くて長いでしょ? これで「長く健康に生きるよ」って願いを込めて食べるんだよ。
- 健康祈願 :そばの実は、雨風に強くて丈夫。だから「健康で丈夫になろう」って意味で食べる人もいるんだ。
- 金運上昇 :昔、金細工師がそば粉を使って金粉を集めた話から、そばは金運を上げる縁起物とされてるんだよ。
- 運気上昇 :鎌倉時代、博多の承天寺で貧しい人たちに「世直しそば」っていうそば餅を振る舞ったら、食べた人の運気が良くなったって話があって、それからそばは縁起物とされてきたんだ。
こんな感じで、年越しそばには色んな意味があるんだよ。
ところでみんな、かけそばやおろしそばってどれくらいカロリーがあると思う?
実はね、これらのそばは約320kcalぐらいなんだ。だからカロリーが低くて、夜遅くに食べても大丈夫。
でもね、天ぷらや鴨肉をトッピングすると、600~700kcalになるよ。これは普通の1食分くらいのカロリーだね。
知って納得だね(笑)
日本各地で違う年越しそば
みんな、日本各地で食べられている年越しそばについて知ってる?
年越しそばは日本全国で食べられているけど、地方によっていろいろな種類があるんだよ。
ここでいくつか紹介するね。
・北海道・京都府の「にしんそば」
これはかけそばにニシンの甘露煮をのせたもの。京都では明治時代から有名で、今も年越しそばとして食べられているんだ。
江戸時代から北海道でニシンがめちゃくちゃ取れてたこと、知ってる?
干物にした「身欠きニシン」っていうのが、北前船で日本中に運ばれていたんだ。それでね、明治時代に京都でこのニシンを使った「にしんそば」がすごく人気になって、今でも年越しそばとしてよく食べられてるんだよ。
北海道でも、明治時代に地元の新聞でニシンの料理法が紹介されて、にしんそばが庶民にも親しまれるようになったんだって。
京都のにしんそばは淡い色の薄口ダシを使ってるけど、北海道では濃い味の濃口醤油を使う関東風が主流なんだよ。
・岩手県の「わんこそば」
みんな、わんこそばについては知ってる?
昔はお殿様をもてなす料理だったっていう話もあるんだよ。1人前が「わんこ(椀コ)」で7杯から15杯とも言われているんだ。
小さな椀に入ったわんこそばは、ツルッと食べやすくするために、普通のそばよりも長く切られてるんだ。だからたくさん食べられる工夫がされてるんだよ。
昔はね、自分の年齢と同じ杯数のわんこそばを食べる「年越しわんこ」という習慣があったっていう話もあるんだよ。面白いよね!
・島根県の「釜揚げそば」
島根では「割子(わりご)そば」という3段重ねのそばが有名なんだけど、地元の人が年越しそばとしてよく食べるのは「釜揚げそば」なんだって。
釜揚げそばは、茹でたそばを茹で汁ごとお椀に入れるんだ。そこにカツオ節やネギ、特産の十六島(うっぷるい)ノリをのせて、出雲そば特有の甘辛いつゆをかけて食べるんだよ。茹で汁と一緒に食べるから、そば湯みたいな感じなんだ。
地元の人たちは、釜揚げそば1杯に、冷たい割子そばを1~2枚追加して食べるのが通なんだって。ちょっと変わってるけど、美味しそうだよね。
・福井県の「越前おろしそば」
越前そばって聞いたことある?
福井では固めのそばに辛味大根おろしをのせて食べる「越前おろしそば」が有名。
年越しそばは日本の伝統行事で、大晦日に食べるといいよ。
一年の終わりにゆっくり食べて、来年への願いを込めてみてはどうかな。
「年越しそば」まとめ
みんな、年越しそばの話、どうだった?
年越しそばって、実はね、新しい年を元気で幸せに迎えたいっていう、みんなの願いや幸運を願う気持ちが込められた縁起物なんだよ。
この話を聞いたら、もう大晦日を待ちきれなくて、今すぐそばが食べたくなっちゃうかもね。
たまには近所のおそば屋さんで、美味しいそばを楽しむのもいいよね。