【誕生花と花言葉】6月の誕生花/百合(ユリ)色別の花言葉・種類・プレゼントのポイントなどを解説！

オリエンタルトランペットは、オリエンタルハイブリッドと中国で原生するリーガルリリー（トランペットユリ）の交配によって誕生した黄色系のユリです。その特徴は、トランペットのように広がる大きな花で、その華やかな姿はフラワーギフトで中心的な役割を果たします。

ロンギフローラム･アジアンティックハイブリッド（LA）

◆インディアンダイヤモンド

ロンギフローラム系とアジアティック系のハイブリッドとして開発された種類は、比較的小さめの花を咲かせ、淡いピンク、オレンジ、レモンイエローといった幅広い色のバリエーションが特徴です。

これらの多様な色彩により、花店での取り扱いも増えています。また、この種類は香りが弱いため、ユリの強い香りが苦手な方にも適しています。

魅力的な香りを堪能！ユリは濃い香りも魅力

ユリはその濃厚で魅力的な香りで知られ、香水の成分としても採用されるほどです。

室内に置くと、その芳香が空間を満たし、心地よいリラクゼーション効果をもたらします。しかし、香りの強さが逆に不向きな環境やシチュエーションも存在します。

特に、閉じた空間や食事を楽しむ場所に置くと、その濃厚な香りが強すぎると感じられることがあります。病院の病室などの公共の場所で使用する際には、香りへの配慮が求められます。

香りが控えめであることが望ましい場合や、6月生まれの方へのプレゼントとしては、以前紹介したアジアンティックハイブリッドなどの控えめな香りのユリを選ぶと良いでしょう。花の香りを直接確かめるために花店を訪れたり、控えめな香りのユリをリクエストすることも一つの方法です。

年間を通じて入手しやすい！ユリと相性の良い花は何？

ユリは単独でもアレンジメントや花束に華を添えますが、他の花との組み合わせにより、独創的でスタイリッシュなフラワーギフトを創り出せます。

季節を問わずお花屋さんで見つかる、ユリと調和する花をご紹介します。

●デルフィニウム

デルフィニウムは、その清涼感あふれる見た目が特徴の花です。白やピンクのユリと組み合わせることで、清々しい雰囲気のフラワーギフトが完成します。派手過ぎず、上品な印象を与えるため、男性宛のギフトや友人への気軽なプレゼントとして最適です。

デルフィニウムの花言葉…「高尚・明るい未来」など / 価格は一本1,000～1,500円

●バラ

バラとユリを組み合わせたアレンジメントは、その華麗さと上品さで特別なフラワーギフトに仕上がります。鮮やかな赤やピンクのバラと清潔感のある白ユリの組み合わせは、互いの美しさをより一層際立たせます。

この組み合わせは、公式の場や尊敬する人へのプレゼントとして特に適しています。

バラの花言葉…「愛情・魅力」など

6月の時期に合わせた雰囲気を出したい場合、ユリと一緒にどの花を選ぶとよい？

●アジサイ(紫陽花)

初夏を象徴する花と言えば、紫陽花が挙げられます。紫陽花のブルーとユリを組み合わせれば、季節を感じさせる清涼感あふれるギフトが完成します。さらに、ピンクの紫陽花と白ユリの優しい色合いのコンビネーションは、ウェディングシーンでも好まれるため、結婚のお祝いにもぴったりです。

紫陽花の総合的な花言葉は「家族の絆」、ピンクの紫陽花は「明るい女性性・深い愛情」等とされています。

●デンファレ

デンファレという胡蝶蘭に類似した洗練された花と、豪華な大輪のユリを組み合わせることで、より一層洗練された豊かなフラワーギフトが完成します。

デンファレは南国特有の雰囲気を醸し出し、食事に添えられる食用タイプはパンケーキやトロピカルドリンクの装飾に、また観賞用は旅行の記念やおもてなしに用いられるフラワーレイとしても親しまれています。

この組み合わせは、受け取る人を明るく楽しませる華やかなギフトとなります。デンファレは持続性が高いため、長期間美しい姿を保つ点でも推奨されます。

特にピンクのデンファレとピンクのユリを用いたアレンジメントは、感謝の気持ちを込めた特別な日の贈り物に最適です。

デンファレの花言葉は「相応しい二人・才能」等が挙げられます。

ユリを長持ちさせるための飾り方について

ユリのフラワーギフトを誕生日プレゼントとして選んだ際、簡単なお手入れ方法を添えることで、受け取った方に喜ばれるでしょう。花を飾るのが初めての方でも簡単に実践できる、ユリのケアのポイントを紹介します。

①飾る前には茎の下部の葉を取り除く ：花の寿命を延ばすためには、飾る前に茎の下部分にある葉を全て取り除いてください。これにより、水が腐るのを防ぎ、葉が水中で腐ることも避けられます。

②茎の先を斜めにカットしてから生ける ：吸水効率を上げるために、花瓶に入れる前に茎の先端を斜めに少しカットしましょう。これを「水切り」と呼び、水を変える際にも行うと花がより長持ちします。

③花瓶に生ける前におしべの葯を除去する ：おしべの先端にある葯を取り除くことで、花の寿命を延ばすことができます。ユリは開花後、葯から花粉が出て受粉すると早くしぼんでしまうため、葯は開花直後に取り除きましょう。

④理想は毎日の水替えだが、2～3日に1回でも良い ：ユリは比較的水の汚れに強い花ですが、特に暑い時期は水の汚れが早いため、可能な限り水の交換を心がけましょう。

⑤茎についた花がしぼんだら速やかに除去する ：複数の花がついている場合、下の花から順にしぼんでいきます。しぼんだ花は早めに取り除くことで、残りの花の寿命を延ばすことができます。

ユリをプレゼントするときに注意すべき2点

ユリはギフトの選択肢として非常に人気がありますが、贈り物として選ぶ際や飾る際の留意すべき2点をご案内します。

①まず、白いユリを選ぶ場合は、それ単体でなく他の種類の花と組み合わせることが推奨されます。

白ユリ単独のプレゼントやブーケは、葬式を想起させる恐れがあるため、避けるべきです。特に白い花のみで構成する場合は、ユリ以外の花も取り入れることで、より適切なギフトになります。

白ユリを含む結婚式でのブーケも、他の花との組み合わせでアレンジされている例が多いです。

②次に、ペットを飼っている家庭へのユリの贈り物には注意が必要です。

特に猫を飼う家庭では、ユリを咬んだり、花粉を吸い込んだりすることで重篤な中毒症状を引き起こすリスクがあります。

ペットのいる家庭にユリを贈る際は、ペットの手が届かない場所に飾れるか事前に確認することが大切です。

犬や猫がいる家庭では、ユリを含む特定の植物を避けるべきでしょう。

衣服についたユリの花粉の除去方法について

ユリは花粉量が豊富なため、取り扱いには特別な注意が必要です。特に衣類に花粉が付着した場合の対処法を知っておくと便利です。

この情報はフラワーギフトを贈る際、受取人に共有することでさらに感謝されるかもしれません。

衣服にユリの花粉が付いた場合の避けるべき行動

1. すぐに取ろうとするのはNG ：ユリの花粉は粘着性が強く、衣類の繊維にしっかりと入り込んでしまいます。そのため、花粉を完全に乾かすことから始めましょう。
2. 直接手で触るのはNG 手の油分が花粉と混ざり合い、衣類の繊維にしっかりと固定されてしまう可能性があります。これにより、シミが広がる恐れがあるため、ティッシュペーパーなどを使用して慎重に払い落とすのが望ましいです。
3. 水で洗い流すのはNG 水を使うと花粉が衣類の繊維内部に浸透しやすくなるため、この方法は推奨されません。ウェットティッシュでの拭き取りも同様に避けるべきです。

ユリの花粉除去方法

1. はじめに、ユリからの花粉を完全に乾かします。
2. 花粉が乾いたら、ティッシュ、柔らかいブラシ、粘着力のあるテープを使って慎重に取り除くか、掃除機を用いて吸い取ります。
3. 衣類に花粉による汚れが生じた場合、ネイルリムーバー（アセトン含有）やアルコールで除去可能な場合があります。また、洗った後に衣類を日光にさらすと、シミが薄くなる可能性があります。

自分で対処が難しい時は、専門のクリーニングサービスに相談することが重要です。クリーニングに出す際は、衣類にユリの花粉が付着していることを明確に伝え、水洗いを避けてもらうよう要請しましょう。

ユリを贈る際に添える言葉の提案

6月の誕生日を迎える方にユリをプレゼントする時、メッセージカードを一緒にすることで、心からの感謝や愛情を伝えましょう。直接言葉にするのが難しい思いも、カードを通じて自然と表現できます。以下、ユリの花言葉を活用したメッセージの例を紹介します。

• 友人に お誕生日おめでとう。いつもあなたの元気な姿に助けられているよ。『明朗』という意味を持つ黄色のユリを選んだよ、ありがとうの気持ちを込めて。
• 恋人やパートナーへ 常に一緒にいてくれてありがとう。白ユリの『清純・純粋』という花言葉のように、これからも支えあっていこうね。この花をあなたへ。
• 家族へ 日々の支えと温かい見守りに心から感謝しています。『慈しみ・心温まる』という意味を込めて、ピンクのユリを送ります。
• 目上の人へ 私を導いてくださり、感謝しています。『尊厳』という花言葉を持つユリを、敬意を込めてお贈りします。ますますのご活躍を祈っています。

メッセージカードには差出人の名前や日付を記載することをお勧めします。

花はいずれ散ってしまいますが、メッセージカードは長く残ります。名前や日付が記載されていると、後で振り返った時に喜びがよみがえります。時が経っても、カードを読むことでその時の花の記憶を新鮮に蘇らせることができるでしょう。